神の島

結局、2人きりの時間を過ごす事は無く。

ひとり神の島に行った。それが正解だった。


側から見なくても、自分自身怪しすぎるなと思いつつ、自転車を漕ぎながら泣いて、ぐずぐずと澱んで燻ってたものを昇華することができた。

これが神の力だっていうのなら、わたしは神を信じる。神道だって言い切れる。


自分自身の力を信じているし、周りに居てくれる人のことを大切にできる。

辛いことはたくさんあって、バテてしまうことも多いけれど、自然と立ち上がれる術をわたしは持っている。

それが再確認できた幸せな旅だった。

またいつの日か、そんなに遠くない未来に、必ず擦り減ってぼろぼろになるんだろうけれど、それでも回復できるって信じられる。

そんな風に思える環境にいられること、この環境を守っていけるようにだけ努力しよう。

無理はしたくないし、不要なものは排除したい。そうやって思って過ごせるのだから、毎日は悪くない。