ぴょんさんのこと

「自分はこういう人間だ」と認識していても、そこにはこうでありたいという理想が混じっていて現実とは違うということは本当はわかっている。

本当は身勝手で自分の都合しか考えていない。

 

ある人に対して、ここまで自分勝手になれるものかと呆れるほど酷い対応をしたり歪んだ感情を抱いている。彼はわたしにとって「特別」な存在であるけれど、決してわたしの所有物ではない。そして彼にとってはわたしは「特別」ではない。

わたしでは彼のことを大切にできないことは、十分わかっている。だから彼が誰かと大切にしあえる関係を築いていくことは嬉しい、わたしにはできないから。そう思うのに、寂しい。わたしのことをいちばんに想ってほしい。返せないのに与えてほしい。

こうやって文章にしてみると、本当に自分が屑だってわかる。ずっと前から知っていたけど。なんでこんななんだろう。

 

彼といればわたしは自分を何より大切にしてしまうから、一緒にはいられない。ずっと前からそう思っている。たまに揺らいだりもするけど、やっぱり結論は変わらない。どうして彼のことを大切にできないんだろう。彼はわたしの「特別」なのに。

彼に牽制されてショックを受けることすら身勝手だ。彼が大切にするのはわたしではない。

わかっているはずなのに、わかっていない。どうしようもない屑だってことは気付きたくないのに、突きつけられる。