1800日とちょっと
根が中二なわたしは、二十歳くらいから、毎年誕生日付近に5年後の自分に宛てた手紙を書いている。
基本ルールとしてあるのは、5年後のわたしに手紙を書いた後、5年前のわたしからの手紙を読むということ。
今日、5年前の今頃に書かれたそれを読んで驚いたことは、手紙を書いた場所が同じだったこと。思い出してみれば、確かに同じ喫茶店で書いた記憶がある。
5年も経つと人生かなり変わるだろうと思うのに、なぜかびっくりするくらい変わっていない。ちょっとちゃらんぽらんになったなってくらいしか。
この5年間で蓄積されたものって何かあるんだろうか、考えても全然思いつかない。
仕事して、目先の楽しい好きなことに手を伸ばしている日々。それはそれで毎日満たされているんだけれど、何かが構築されているわけでは無いし、なんというか「ぺらい」のだ。薄っぺらい5年間。楽しいだけでもいいと思う気持ちもあるけれど。
そして根が中二なわたしは、ケツメイシの東京を聴いて胸をなんとなく苦しめては酔うのだ。
特別な力が隠し持たされているとはさすがに思えないけど。